過去の自分の絵を改善ポイントを考えながら振り返ってみるシリーズ第2弾です。
△まずは2009年に描いたイラスト(左)と今回書き直したイラスト(右)です。今回の添削で以前のイラストとはだいぶ印象が変わりました。以前は男女のかき分けはあまりできなかった頃のようで、女の子の描き方で男の子を描いているように思う絵となっていました。
目の位置を調整
△この絵をぱっと見たときにまず思ったのは横長でのっぺりした印象でした。左右の目の位置が離れすぎてるからかなぁと思ったので、補助線を書いて確認してみました。
△顔の中心に円を描いて目の位置を確認していきます。男の子だと思うんですが、眼球はまんまるですが、目全体が横長になっているのがちぐはぐな印象を感じました。もうすこし良き青年に仕上げるために目を見開いてあげました。
△目だけ修正しましたが、だいぶ印象が変わったのがわかります。
口と耳の位置を調整
△耳の穴は目尻からの延長線上にあります。過去絵はちょっと下に描いていましたね。口は左目の目尻から顎に補助線と右目の中心から顎に補助線を描いた大きさがちょうど良いです。
△違うキャラクターになってきましたね。
輪郭の調整
△過去絵の輪郭は直線的に描いてあったので、もうすこし輪郭の曲線を強調させてあげます。輪郭のシルエットでだいぶ変わってきますので、ここはかなり大事なところ。顔左側は顎と耳が繋がるように意識してあげましょう。
△それっぽくなってきました。
髪の調整
△過去絵の後頭部を削ってみました。髪のボリュームがある女の子の場合は良かったかもしれませんが、今回は髪が短い男の子なので、そこまでボリュームはいらないです。あと髪の流れを意識します。特に前髪の流れがわからなくなっています。先につむじの位置を決めてそこから髪をはやしていきましょう。
△髪は短めに切ってあげました。
完成!
△かなり首を傾げていますね。なぜ首を傾けているのか、今回はそこはよくわかりません。ちゃんとした絵を描くときはそんな理由が見て分かるような絵になると良いですね。
△最後に過去絵と今回の絵の比較です。とても変わったように見えるのですが、重ねてみるとあまり劇的に変わってるわけではなく、それぞれのパーツを描き直しているだけなのです。顔は特にわずかな曲線の違いで大きな違いがでてきます。そこを見極めていけるかどうか、そこが大切なんです。
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