レザレナさんの小説『ドクターK少女』の表紙を描かせていただきました。こちらの完成までの工程を簡単にご紹介したいと思います。
ラフ画
下書きの下書きくらいの位置付けで、この工程からできるだけ詳細に描いていきます。
下書き
線画の一つ手前の段階です。できるだけ不要な線を取り除いて線を整えていくイメージで詳細に描き込んでいきます。できるだけ詳細に描く理由は線画の時に迷わないようにするためです。例えば、線が太い場合、その線の内側にあわせるのか、外側に合わせるかでだいぶ変わってしまいます。なので、できるだけなぞるべきルートを明確にして下書きの時のイメージと差異がでないようにしておきます。
線画
下書きの時にすでに出来上がっているので、あとは線をなぞるだけです。できるだけ勢いのあるストロークを利用して線を描いていきます。線の交わる場所は入り抜きを利用せずに太い線で交差させていきます。線画の時点で影を意識して描くことで線画だけでも成立する絵になります。
彩色
線画からかなりすっとばして下塗りから影塗りまでの工程が終わった状態です。今回は背景が白なので、環境光は青色にして空気感を出しています。
ロゴの挿入
最後にロゴを入れました。Adobe Illustratorを利用して、文字をレイアウトし、Photoshopを利用して装飾してみました。